横浜石井琢朗内野手(38)に29日、FA移籍の可能性が浮上した。同内野手は99年にFA残留。03年に再取得したまま、権利を保留している。

 20年目の今季は石川など若手の成長もありながら、ここまで92試合に出場。若手にはない堅実な守備は高く評価されている。一方で、球団関係者には「功績のあった選手で、本人の意思を尊重しないといけない。ただ、来季も今季のように出場機会があるかは分からない」と、世代交代の必要性を指摘する声もある。石井琢本人は「FA?

 球団と話してないから、まだ分からない。ただ、横浜も変わらないといけない」と話した。権利行使の明言は避けたが、自らの移籍で若手の成長をさらに促し、20年間在籍した横浜を新しくしたいという思いがあるようだ。