WBC日本代表候補のオリックス小松聖投手(27)が2日、宮古島キャンプ初ブルペンで120球を投げ込んだ。大会使用球で全球種を試投し、ほとんどを狙ったコースに集めた。自主トレから定期的に50球前後を投げ込み、スカイマークで自主トレをしているイチローのフリー打撃にも2度登板。すでにエンジン全開といった様子だ。

 当初は150球程度を予定していたが、清川投手コーチに事前申告すると「無理するなよ」とブレーキをかけられた。汗を飛ばして力投した右腕は「昨日投げなかったのでみんなが心配してくださって。もう少し投げようと思ったけど、いい形で終われました」と充実感を漂わせた。

 見守った大石監督も「もう出来上がっちゃってる」と絶賛した。第3クールには紅白戦に登板予定。小松は「イメージ通りに投げられた。天気もよく、いい気分で練習できました」とさわやかに笑った。【柏原誠】

 [2009年2月3日11時17分

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