昨年限りで現役を引退した前オリックスの清原和博氏(41=日刊スポーツ評論家)が15日、宮崎・南郷の西武キャンプを訪れ、“臨時コーチ”を行った。急きょ渡辺監督の依頼で、飛距離アップを目指す栗山巧外野手(25)に直接アドバイスした。

 栗山は昨年、同僚片岡とともにリーグ最多の167安打を放った。左の巧打者でタイプが違うため、清原氏はマリナーズ・イチローの例を出しながら、指導した。栗山は「イチローさんの話をしていただいた。流し打ちじゃなく、引っ張ってすごいと。1球目からしっかり振ること。ムダな練習をしないこと。胸をギリギリまで投手に見せないように、意識していたと」と参考になった様子だった。

 清原氏は栗山のバットもチェック。手に取って感触を確かめ、栗山は「バット?

 黒いバットでミートポイントの部分だけ白いので『ヤスリかけたんか』と言われました。たまたまとはいえ、清原さんに教えていただいて本当にいい1日になりました」。居残り特打では、約150スイングで30発以上の柵越えを放つなど効果が出ていた。

 渡辺監督は「キヨに声をかけてもらうだけでうれしいと思ったから、ちょうど打ってたし、おれから頼んだ。クリには、もうひと回り余計に打ってもらった。生かしてくれればいいね」と目を細めた。打撃練習中には球拾いまでした清原氏は「西武のキャンプは懐かしかった。栗山は小柄だけどパンチ力もあって、いいバッターだね」と評価していた。

 [2009年2月16日9時0分

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