3月に行われるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に向けた宮崎合宿が16日、宮崎市内のサンマリンスタジアムで始まった。日本代表候補33選手が参加。広島から選出された石原慶幸捕手(29)と栗原健太内野手(27)もサムライジャパンの一員として精力的に汗を流した。石原はマリナーズ城島健司捕手(32)と同組で動き「メジャーの極意」を吸収。投手陣の球種を確認するなど代表入りに向けて、意欲を見せた。
メジャーリーガーから、片時も離れなかった。宮崎合宿初日。WBCメンバー入りを狙う石原が城島から声を掛けられた。「一緒にキャッチボールやろう」。真っ先にグラウンドに飛び出し、交互にスローイングを繰り返した。フリー打撃、ブルペンへの移動…。コンビを組んで行動をともにした。百戦錬磨のベテランと肩を並べて、石原も感謝しきりだった。
「メニューが一緒でしたからね。話もいろいろしました。まだ初日なんで。実戦に入っていけば(もっと)学べるところもあるだろうから。頑張りたい」
キャッチング、配球など城島の「捕手道」を積極的に吸収する意気込みだ。捕手枠を争う巨人阿部は昨季終盤に右肩を負傷。12日、ようやく本塁での捕球体勢から二塁に送球する練習を始めた。西武細川も昨秋の日本シリーズで右肩を痛めており、万全な状態ではない。阿部と細川はこの日のシートノックを外れ、万全な状態に整えた石原が現状では1歩リードしている。
沖縄春季キャンプ中の5日には伊東勤総合コーチが石原を視察。「柔らかいキャッチングをする。12球団でもトップクラス」と評価しており、守備の要として貴重な存在だ。昨夏の北京五輪には最終候補まで残りながら、惜しくも漏れた。今回は、世界でプレーする機会が現実味を帯びる。
この日は日本ハム・ダルビッシュと話し込み、情報収集に努めた。「初めてなので、球種を確認したりしていました」。精力的に動き回り、初日から多くの情報をインプット。「ちょっと緊張しましたけど、すごい選手がいて勉強になりました」。貪欲(どんよく)にアピールし、世界への道を切り開く。【酒井俊作】
[2009年2月17日12時41分
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