<広島3-5ヤクルト>◇4日◇マツダスタジアム
背信投球に、ブラウン監督が怒りの2軍通告だ。先発長谷川昌幸投手(31)が、マツダスタジアム最多となる3万1834人の観客の前で、ヤクルト打線に打ち込まれ、今季最短の2回2/3の3失点でKO。4月25日の阪神戦でも3回5失点でKOされている右腕に、試合後ブラウン監督は2軍での再調整を命じた。
堪忍袋の緒が切れた。試合後の会見で、先発長谷川について問われると、表情を固くしたブラウン監督がまくし立てた。
「おそらく明日、2軍との入れ替えがあるだろう。投手を入れ替えることになる」と、いきなり長谷川の2軍行きを明言した。
監督が怒るのも当然の内容だった。初回こそ三者凡退とスムーズに立ち上がったが、2回には安打と四球で無死一、二塁としてヤクルト畠山に先制のタイムリーヒットを打たれた。
2回に味方打線が追いついてくれたにもかかわらず、直後の3回表に青木に2ランを浴び、あっさりと勝ち越しを許す。さらに1死からガイエルに右前打され、続く畠山の初球がファウルになると、たまらずブラウン監督はベンチを飛び出してマウンドに向かった。
「長谷川に何を言ったか?
(救援の)牧野を準備させるために、もう少し頑張れ、と言ったんだ」。
突き放した言葉は、ブラウン監督が長谷川に対し、信頼感をなくしたことを意味する。この後も安打でピンチを広げ、今季最短の2回2/3でのノックアウト。長谷川は無言でロッカールームに消えた。小林投手コーチも「球威もなくボールも高かった。3回持たなかったわけだから」と苦々しい表情で振り返った。
長谷川は、今季初登板の阪神戦(4月9日、甲子園)で5回1失点と好投し、勝ち投手にもなって幸先よいスタートを切った。しかし、4月25日の阪神戦(マツダ)で3回7安打5失点でKOされた。そのときにも、ブラウン監督は「本当にいい投手は、多少の不運があっても試合を作れるものだ」と不満を口にしていたが、この日のふがいないピッチングで、指揮官を納得させるどころか、怒りを倍増させてしまった。
試合も、長谷川を救援した牧野が5回に2本の本塁打を浴びて連敗。再び借金生活に逆戻りとなった。
長谷川に代わる投手は、梅津をはじめ中継ぎ陣の登板回数が過多になっていることから、新人の小松ら中継ぎのできる投手を補充する見込みだ。
[2009年5月5日11時57分
紙面から]ソーシャルブックマーク



