阪神桜井広大外野手(25)が、決意の「休日返上」を行った。ソフトバンク戦のサヨナラ負けから一夜明けた21日、遠征先の福岡から関西に移動。「チャンスに回ってきたら絶対に打ってやろうという気持ちです」と決意を表明。休日にもかかわらず甲子園クラブハウスで調整した。22日からはオリックス戦(京セラドーム、スカイマーク)。球団が緊急補強を推し進める中で、絶好調の桜井が低迷するチームの起爆剤になる。
へこたれてなんかいられない。桜井は、今季2度目の4連敗から一夜明けたこの日、すぐに次戦を見据えた。「やっぱり打たないと点は入らない。チャンスで回ってきたら絶対に打ってやろうという気持ちです」。苦境の打開には打つしかない。
決意はすぐ行動に現れた。福岡からの移動後に、疲れも見せずに甲子園クラブハウスを1人で訪れた。休日を返上しての約2時間の調整。22日から始まるオリックス2連戦に向けて、しっかりと準備した。
貧打に泣くチームの中で、絶好調をキープしている。先発した最近5試合はすべてで安打を記録して18打数8安打2打点。打率4割4分4厘をマークしている。変化球に食らいつき、速球に対応。粘り強く甘いボールを待って、確実にヒットゾーンに飛ばしている。この日も「体はボールに対応できている」と手応えを口にした。
球団は、不振のメンチを事実上の戦力外として、新外国人の緊急補強を急ピッチで進めている。ただ新しいライバルが出現するまで、桜井が「6番右翼」を務めることは濃厚。対右投手で林起用もあるが、現状では桜井がリードしている。オリックス大石監督が4番金本の敬遠策を公言するなど、6番打者としての役割はより大きくなる。
桜井は「自分のやるべきことをやるだけ」ときっぱり宣言した。周囲の状況に惑わされることなく、ボールを打つという自分の仕事に集中する。桜井の気迫あふれるひと振りが、5位に沈むチームの現状に風穴を開ける。
[2009年5月22日11時33分
紙面から]ソーシャルブックマーク



