<オリックス8-3阪神>◇22日◇京セラドーム大阪
メモリアル弾は、豪快な一撃だった。阪神金本知憲外野手(41)が、7回先頭で打席に立った。カウント1-1から金子が投じた125キロの高め変化球をジャストミートする。一直線で中堅右に飛び込む10号ソロをぶっ放した。だが、オリックスに3-8敗れ、交流戦で唯一白星のないチームとなった。
鉄人の5月12日広島戦以来8試合ぶりの1発は、オリックス金子から打った初本塁打。これで通算200人の投手からホームランを打ったことになる。「200人斬(ぎ)り」は清原、ローズに続く3人目の偉業。さらにこの日のアーチで、3年目の94年から続く連続2ケタ本塁打は「16年」となった。
プロ2年目の93年9月4日横浜戦(北九州)。代打で登場した8回に三浦から初めて本塁打を放った。5740日間、431本目でメモリアルを達成した。
こだわりのバットで積み重ねた快挙だ。金本は長年にわたって長さ34インチのバットを使用している。用具メーカーのSSK担当者は「金本選手は広島時代から変えていないです。バットを変える選手が多い中で珍しいと思います」と話す。
金本の1発が飛び出した7回。鉄人に引っ張られるように、チームは1点を追加した。しかし1点差に迫った直後、中継ぎ陣が決定的な3点を失った。メモリアル弾も勝利に結びつかない。金本は帰りの通路で「200人斬(ぎ)り」について「知らんわ」と言った。何よりも勝利だけを求めている。【益田一弘】
[2009年5月23日9時20分
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