肉食デビューを飾るぜ!

 阪神の新助っ人右腕ランディ・メッセンジャー投手(28=マリナーズ)が13日、練習試合・日本ハム戦(沖縄・宜野座)で実戦デビューを飾る。リリーフで1イニングを投げる予定。日本デビュー戦とあって他球団スコアラー陣の徹底チェックが予想されるが「米国でもビデオは撮られたし、スコアラー陣も球場に来ていた。誰に見られても意識はせず、自分の投球をしたい」と丸裸上等の余裕だ。

 198センチ、119キロから最速158キロの直球を投げ下ろす。愛称「ビッグメス」のスタイルを変えるつもりはない。「いつも大事にしている攻めのピッチングをしたい。ボールを低めに集めるのが一番さ」と強気だ。主にリリーフでメジャー通算173試合に登板し、06年からは2年連続で60試合前後に投げた経験もある。期待の剛球右腕はベールを脱いだら、即全開だ。

 この日はブルペン入りせず、登板に備えた。「良い調整ができた。米国に比べれば初実戦の時期は早いけど大きな問題ではないよ」。ブルペンでは「3球で準備できる」という“速攻肩”を披露し、低め、コーナーに投げ分ける制球力も証明。9日のシート打撃では早くも最速147キロを記録した。

 第2クール中、古巣マリナーズ時代の同僚でもある城島から「スプリットを投げる時に体が開く」と指摘された。「城島のアドバイスを頭に入れていきたいね。状況に応じて必要な球種を出していきたい」。見たければ見たいだけ見ろ。巨漢助っ人がハートはすっぽんぽんでマウンドに立つ。

 [2010年2月13日11時57分

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