日本ハム中田翔内野手(21)が23日、中日落合監督の故郷・秋田で、広角打法会得を誓った。24日からの楽天戦(秋田、盛岡)のため、秋田入り。20日の西武戦で9本目の本塁打を放ったが、右方向へのアーチは1本もなく「右に強い、大きな当たりを打てるバッターになりたい。幅が広がると思う」と語った。

 落合監督は現役時代、右方向への本塁打が非常に多く、3度の3冠王を獲得した強打者。中田は「あいさつしたくらい」と面識はほとんどないが、残した功績は理解している。

 9月に本拠地札幌ドームでのゲームを12試合も残す日本ハムは「あきらめる理由などない!」キャンペーンを実施し、特製グッズなどを製作する。中田もボードに「立ちたい舞台がある」と記した。昨年は優勝が決まる2日前に登録を抹消され、優勝の瞬間に立ち会えず、クライマックスシリーズ、日本シリーズもそれぞれ1、2打席の出場しかできなかった。「優勝したい、してみたいという気持ちは強いです」。自らのバットで、チームを頂点に引き上げる。

 [2010年8月24日11時9分

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