オリックスは劇的にサヨナラ勝ちしたが試合後「終戦」を迎えた。延長10回無死二塁。岡田監督は打席に向かうキャプテン後藤光尊内野手(32)を呼び止め「右打ちのサインも何もない。お前で決めろ」と耳打ち。後藤は薮田安彦投手(37)の初球を振り抜き右翼5階席へサヨナラ2ランをかけた。この時点では数字上、CS進出の可能性は辛うじて残り、岡田監督も「この時期に、こういうので勝つのは、大きい」と持ち上げた。しかし試合終了から1時間40分後、日本ハムが勝ったため、今季の4位以下が確定した。

 [2010年9月27日8時5分

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