ソフトバンク王貞治球団会長(70)が来季へ大砲助っ人を補強する計画を明かした。23日に福岡市の九産大でのトークショー後に「日本人にない長打力を持っている(外国人選手の)補強を考えていかないと」と必要性を説いた。

 今季はリーグ3位の134本塁打で7年ぶりの優勝を果たしたが、CSファイナルステージでは6試合で本塁打なしに終わって敗退した。「課題は浮き彫りになった。上の年代は長打力があるけど、若手にはない」と指摘。「将来的にも考えないと」と小久保や松中に続く未来の大砲を28日のドラフト会議で発掘する一方、即戦力として「舶来砲」に着眼した。退団が濃厚なペタジーニを上回る強打者の獲得を目指す。

 「最終目標は勝つこと。そのために何をすべきか」。編成部門の事実上のトップとして、あらゆる手を尽くしていく。

 [2010年10月24日11時29分

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