先発枠生き残りへ、剣が峰に立たされた。楽天井坂亮平投手(26)が22日、練習試合サムスン戦(赤間)に先発。3回を2安打無失点に抑えても、笑顔は無かった。強力打線に芯でとらえられた打球が続き「新たな課題が見つかりました。直球にムラがありました」と反省の言葉を並べた。自分でも、原因は分かっている。「どうしても上体で投げてしまう。フォームに安定性がなかったです」と自己分析した。

 3年目の今季、先発ローテ入りを目標に掲げ、キャンプでもフォーム修正に取り組んできた。下半身主導で投げ、リリースポイントを前にする。それが出来なかった。しかし落ち込んでいる暇はない。「課題は1つずつ克服していかないといけません」と口元を引き締めた。先発枠を争うライバルは多い。これからも、1戦1戦の結果と内容が重要となる。

 [2011年2月23日12時11分

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