巨人は17日、ルーキー沢村拓一投手(23)が交際中の日本テレビ森麻季アナウンサー(30)と、今オフに結婚すると発表した。挙式は都内のホテルで12月17日に行われる予定。大学4年の秋から交際をスタートし、約1年でのゴールインとなる。前日16日にチームは5年連続のクライマックスシリーズ(CS)進出が決まったばかり。先発の柱となる沢村にとっては、新たな家族の力が追い風となりそうだ。

 沢村が、人生の伴侶という最大の力を手にした。交際中だった日本テレビの森アナウンサーと結婚を発表。球団広報を通じて「家族ができる喜びと責任の重みを心に刻み、今後はより一層、野球に精進します。どうか温かく見守ってください」というコメントを出した。最高の支えを背に新たな沢村の人生が始まる。

 大学時代から大きな支えだった。中大4年時に知り合い、秋から交際がスタートした。都内の自宅マンションにも通うなど、順調に交際を進めていた。「料理もおいしいんですよ」と話していたように、体調面でも支えになっていたようだ。今季の開幕前に週刊誌の報道で交際が明らかになったが、チームメートや関係者、そして森アナの仕事に迷惑をかけたくないという思いから、公言を慎んできた。

 ひそかに愛を育み、春先には森アナの両親にもあいさつを済ませたという。チームメートにも個人的に明かしていて、今月上旬には原監督に報告。11勝目を挙げた同14日には清武GMにも報告を済ませ、けじめをつける形で発表された。

 苦しみも2人で克服した。後半戦も黒星ばかりが続き、9月2日には11敗目を喫した。現状打破には原点回帰と決意し、昨年のドラフト指名時の映像を見返した。その時、隣で映像を見ていたのが森アナだった。涙をボロボロ流す姿を見て「こんなに応援してくれている人がそばにいる。自分が頑張らないといけない」。心に決めた。苦難をともに乗り越え、9月8日の登板以降、7戦負けなしの5連勝を飾り、新人王に大きく近づく11勝目を挙げることができた。

 シーズンは最終戦となる22日の横浜戦を残すのみ。新人では50年ぶりとなる200イニング投球回と防御率1点台に向けて、期待がかかる。加えて、CSで先発の柱として、チームを支えていかなくてはいけない。それでも結婚発表により、心身共に充実することで、思いっきり突き進める。下克上日本一完成へ。巨人の大物ルーキーが、かけがえのない力を得た。【斎藤庸裕】

 ◆沢村拓一(さわむら・ひろかず)1988年(昭63)4月3日、栃木市生まれ。大宮北小2年から今泉クラブで野球を始める。佐野日大では甲子園出場なし。高校3年夏は背番号9の控え投手兼外野手。中大では大学生の神宮最速となる157キロをマーク。東都リーグでは2年秋から1部に昇格し通算19勝14敗。10年ドラフト1位で巨人入団。プロ1年目から28試合に先発し11勝11敗、防御率1・97と活躍。新人王の最有力候補。184センチ、90キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸1500万円。

 ◆森麻季(もり・まき)1981年(昭56)2月19日生まれ。埼玉県川口市出身。青学大経済学部時代に「ミス青山学院」に選ばれる。03年に日本テレビ入社。担当番組は「Going!

 Sports&News」「キユーピー3分クッキング」など。趣味は旅行とジョギング。特技は前屈、ギョーザの皮を包むことなど。食生活アドバイザー3級等の資格を持つ。160センチ。血液型A。