日本ハム宮西尚生投手(26)が、入団以来5年連続50試合登板の達成を今季のノルマに掲げた。4日、兵庫・尼崎市内にある母校・市尼崎で自主トレを行った左腕は「最低50試合以上は目標」と言い切った。過去に56~64年秋山(大洋=9年)、98~02年藤田(ロッテ=5年)、99~11年岩瀬(中日=13年)の3人しか成し遂げていない偉業だが、あくまで通過点とするつもりだ。

 昨季は統一球の対応や制球などに苦しんだ1年だった。それでも3年連続でチームNO・1となる61試合に登板し「去年の調子でも61試合投げられたのは大きい」と、前向きに捉えている。今季はエース・ダルビッシュが抜けることが濃厚。「それを考えたら、登板数も増えると思う。70試合以上、投げる覚悟ではいます」と、06年武田久のシーズン最多登板75試合の球団記録更新も視野に入れた。