日本ハムは9日、キューバ出身のミケル・アブレイユ内野手(34=メキシカンリーグ・モンテレイ)の入団テストを開始した。移動30時間で8日深夜に沖縄・名護に到着。睡眠2時間ほどで時差ぼけもありながら、フリー打撃では50スイングで、ラスト3連発を含む柵越え6本を披露した。ライナー性の当たりも多く「強い打球を打てたので良かったよ」と初日を振り返った。

 メジャー経験はなく、第1回WBC前には亡命していたが、キューバ代表メンバーとして99年に来日した経歴を持つ。右打ちの大砲は「ライナーの打球を打ちたいと思っているし、打点を稼ぐタイプ」と自己分析。栗山監督は「キューバ特有の軸のぶれないスイング。個人的には好きなタイプ」と高評価だった。

 日本の野球は親交のある中日ディアスから勉強済み。テストは10日間の予定で、早ければ11日名護での練習試合(対韓国ハンファ)に出場する。