ロッテの中継ぎ右腕、内竜也投手(29)が、復活を期して再手術を決断したことが5日、分かった。今月中旬と下旬の2度に分けて右肘と右足首の2カ所を手術する予定。術後のリハビリ期間が3カ月ほど必要とみられ、来季の開幕に間に合うかは微妙な状況だ。

 内のプロ生活は手術の連続だった。07年オフの右肩に始まり、右肘、右足首と繰り返した手術は5回。再発に悩まされ満足にシーズンを送れた年はなかった。だが10年に下克上で日本一になった際、CSから日本シリーズにかけて獅子奮迅の働きで立役者となるなど、素材としては一級品なだけに、かけられる期待は常に大きかった。

 しかし、今季も昨年に手術した右足首の影響で開幕には間に合わなかった。5月に1軍に昇格したものの、登板はわずか5試合。防御率は5・06だった。そして痛みの再発。15年シーズンは内にとって7度の手術からはい上がる勝負の年になる。