アジア選手権(28日開幕、台湾)に出場する日本代表が24日、川崎市内で明大とダブルヘッダーの練習試合を行い、投手陣が順調な仕上がりを見せた。第2試合(5回制)で先発した吉永健太朗投手(19=早大)は3回をパーフェクトの好投。第1試合で先発した吉田一将投手(23=JR東日本)は4回を1安打、抑えで登板した大瀬良大地投手(21=九州共立大)は1回を打者3人で片付けた。試合は2-0、0-0で日本代表の1勝1分けだった。

 吉永が代表での存在感を増した。3回を2奪三振で完全に抑え、最速は142キロをマークした。「リーグ戦では自信がなくてしなかった」という内角攻めを見せ、普段はあまり使用しない縦のカーブを多投する国際大会仕様の投球だった。小島啓民監督(48)は「非常に評価が上がった。先発はもちろん、大事なところでも使いたい」とフル回転を指令。吉永は「新たな配球で思い切った投球ができた。どこでもいけるようにしたい」と意気込んだ。