はやっ!

 阪神育成1位広神聖哉捕手(22=BCリーグ群馬)が入団会見が行われた前日12日に、実家のある群馬から兵庫・西宮市の独身寮「虎風荘」に入寮していたことが13日、わかった。練習場所確保のための早期入寮だが、12月中の入寮は球団史上最速。過去には、BCリーグ信濃出身の09年育成1位高田が、入団会見翌日に鳴尾浜で自主トレを公開したが、西宮市内の実家から自転車で通っていた。

 前日は早速、鳴尾浜の施設で夜間練習を敢行。「1時間ぐらい打って体を動かして、疲れてすぐ寝てしまいました。環境に慣れていないけど、練習できるのはものすごくいいこと」と目を輝かせた。

 布団と段ボール1個分の荷物、バット、購入したばかりのテレビを搬入。目標に掲げる金本の著書「覚悟のススメ」と、ジャーナリスト池上彰氏の著書「伝える力」も持参した。

 高卒ルーキーたちをリードしている巧みな話術で、同期生の清原、森田ら若虎とも積極的にコミュニケーションを図っている。「まだ心を開けていないので、徐々にコミュニケーションできれば」。今日14日から鳴尾浜のグラウンドで汗を流す予定だ。虎最速入寮から目標の支配下選手へ駆け上がる。【岡本亜貴子】