侍ジャパン4番の村上宗隆内野手(23)が東日本大震災から12年となった「3・11」の試合で今大会初安打を放った。震災による津波で父功太さん、祖父母を亡くした佐々木朗希投手(21=ロッテ)がWBC初登板した試合。村上も特別な思いで臨んだ。

「朗希もね、いろんな思いがあって投げてたと思います」と佐々木に思いをはせながら「3・11」という日本人にとって特別な日を、村上の言葉で表現した。

「言葉は悪いですけど僕たちが死ぬまで忘れられない出来事だと思います。今日という日を1年に1回思い出してスポーツの力で、力を勇気を与えられたらと思っています」

試合前、佐々木とは特別な会話はなかったが普段通り「頑張れよ。守ってるから」とだけ声をかけた。

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