日本が4戦全勝で1次ラウンドを終え、B組1位での準々決勝進出を決めた。

主役の1発で最高の展開にした。初回、無死一、二塁から大谷翔平投手(28=エンゼルス)が右翼超えに特大の先制3ラン。看板直撃の衝撃的な今大会初本塁打で勢いづいた。

2回にはラーズ・ヌートバー外野手(25=カージナルス)と近藤健介外野手(29=ソフトバンク)の1、2番コンビがあざやかな連続適時打で2点を追加。中盤にも相手の制球難を生かして加点した。細かい継投で防戦するオーストラリアの各投手を攻略した。

先発の山本由伸投手(24=オリックス)は4回無失点と、つけ入る隙を与えない投球だった。3回に単打1本を許した以外はパーフェクト。全イニング2奪三振の計8奪三振でオーストラリアを圧倒し、WBCデビューで世界に実力を示した。救援した高橋奎二投手(25=ヤクルト)も好投。初登板の大勢投手(23=巨人)も上々だった。

試合前に準々決勝進出は決めていたが、ゆるめることなく最高の形で1次ラウンドを突破した。準々決勝からは一発勝負のトーナメントになる。16日に東京ドームでA組の2位と対戦する。勝てば米フロリダ州で行われる準決勝に進む。侍ジャパンの世界一奪回への挑戦が、いよいよ大詰めに入っていく。

【WBCライブ】大谷翔平、看板直撃先制3ラン! 山本由伸先発!オーストラリア戦