前WBA、WBC世界フライ級統一王者でWBO世界スーパーフライ級3位の寺地拳四朗(34=BMB)が、日本人8人目となる快挙を達成した。
同級4位のイスラエル・ゴンサレス(29=メキシコ)と対戦し、3-0の判定勝ち(115-111、116-110、117-109)。WBA、WBC世界ライトフライ級王座、WBA、WBC世界フライ級王座に続く王座獲得で、世界3階級制覇に成功した。
会見中の主な一問一答は次の通り。
-3階級制覇の気持ち
本当に1年ぶりの勝利も大きいけど。素直にうれしい。周りのサポートには本当に感謝で、ベルトを取れて恩返しができた。
-スーパーフライ級に比べて手応えは
やっぱり1ラウンドの入りはちょっとパンチはスーパーフライより結構あるなって思ったけど、1ラウンドの後半か2ラウンド目ぐらいから「まあまあこんなもんか」って感じにはなった。変に体負けみたいなのはそこまで感じなかった。逆にサウジからの半年ぐらいの期間が逆に良かった。
-空いた1年間は結果的には
最初の方はただただ練習をする結構辛い時間でもあったけど、そこを本当に(トレーナーの)加藤さんも折れずに頑張ってくれて自分もそれを信じて頑張っていく。シンプルなことをひたすらやっただけ。そういう地味な練習がこういう結果につながる経験ができたのもすごく大きい。人生的にもすごくいい経験ができた。
-自分の中でどんなところがうまくいった
パワーがついたのかなってまあやっていて思った。やっぱりフライ級でもやっている時も当たったら倒れるなみたいなことはそこまでなかったけど、スーパーフライに上がってから当たったら倒せるのかなと実際思ったので、そういう面ではパワーもいいし、スピード的にも良かったかな。
-その中でダウンを奪った
最初に奪ったのは合わせたやつ。最後に奪った方が練習でやってたやつ。それを意識的に出せたっていうのは自分の中でも結構うれしかった。「ほんまに当たるやん」って。
-次にかける思いは
今は統一しかないかなっていうのは思っているので、そういうチャンスが来れば、ぜひやりたい。
-リングでも気持ちいいぐらいのカウンターもあった。相手のこともよく見えていた
パンチも結構見えてたし、右に合わせるのもそこまでやってはなかった。でも言われてきたことは何回かはできたんで、悪くはなかった。フックのフェイントが印象深いですね。フックを見せるだけ見せてワンツー。後半でもやった。流れ的にもああいう流れで当たる。いい流れです。
-涙はいろいろな思いが
いざ、いろいろ思い返すとなんか色々湧いてくる。そういうのがあったんで、ちょっとうるっときちゃいましたね。やっぱりなんかどっかでしんどい部分あったと思う。頑張ってきてよかった。
-どんな感情が浮かんだ
本当に世界戦があるかもわからない状態で、ひたすら練習で結構しんどいものもあった。その中でこういうチャンスをもらえた。ありがたいし、本当に運もあるし、今回やっぱり負けた時より自信もあったし、不安も少なかった。会場の入りから、なんか違った。緊張もそこまでしなかったし、すごく自然の流れで試合も勝てた。なんか不思議な感じがありますね。
-今日の試合で生命線になったのは
変わらずジャブが本当に生命線になった。軽いジャブより、ズドンっていうジャブが大事だった。前は意識はそこまでしてなかった。
結構やる前から強いジャブではなく。刺すみたいに言われてて。それをすぐ意識できたのは大きかった。
-ベルトは
シンプルに重たかった。そこまでまだ実感がないっちゃない。なんか見慣れへん。まだなんかなじんでない。もうちょっともっとなじませたい。
-(キャリアの)最終章に入れた実感は
最終章のスタートがやっと切れた。そこは本当にうれしいですね。今後は本当に3階級、2団体チャンピオンがいないのもあるんで、その第1号にぜひなりたい。
-家に帰ったら何を
家に帰ったらとりあえず猫が待っているので、ちゃんとちゅーるでもあげたいと思う。勝って会うのが久しぶりなんで、ちょっと日常の幸せを。ちょっと今は非現実状態なんで、日常にしっかり戻りたい。

