プロレスリング・ノアの清宮海斗選手、そして新日本プロレスからノアに修行に来ている大岩陵平選手、本当に申し訳ありませんでした-

ノアでは2月24日の横浜ラジアントホール大会から、今月10日の熊本城ホール大会まで「Victory Challenge Tag League(VCタッグリーグ)」を初開催した。

8チームが総当たりで戦い、勝ち点(勝利=勝ち点2、引き分け=同1、負け=同0)上位2チームが決勝に進出。優勝したチームには、ジャック・モリス&アンソニー・グリーンが持つGHCタッグ王座への挑戦権が与えられるというものだった。

そして決勝で「REAL(レアル)」の大型外国人コンビ、サクソン・ハックスリー&ティモシー・サッチャーを破り、見事に戴冠を果たしたのが清宮&大岩の2人だった。

2人はバックステージで次のようなコメントを残した。

清宮 VCタッグリーグ、この初開催、最初のタッグの頂点、陵平と取ることができて本当にうれしい。ありがとう。

大岩 ありがとうございました。俺は海斗さんとこうやって目に見える結果を出すのが1つの目標だった。まずはその目標をしっかり達成したことをここに誇りに思って。次の1週間後、GHCタッグタイトルマッチ、その夢に向けて突き進みます。

清宮 もう誰が何と言おうと。このリーグ戦の一番最初の優勝予想とか、誰も(自分たちに)入れてなかったな。

大岩 誰もなかったです。

清宮 でも、それでも諦めずにやってれば、こうやって結果はつかめる。だから、最後まで諦めずに何があろうと、俺たちは行けるところまで、俺たちの目標に向かって上がっていきます。陵平、本当にありがとう。

大岩 こちらこそありがとうございました。

清宮 まだ、でもここで終わりじゃないから。1週間後、横浜武道館、あのベルトを取って、また喜びを分かち合おう。

実は筆者もせんえつながら、VCタッグリーグの優勝予想をさせていただいていた(丸藤正道選手やファンキー加藤さん、まつきりなさん、他社の記者のみなさんの予想は当記事中の画像を参照)。

筆者は潮崎豪&小峠篤司が優勝すると予想。潮崎が強いのは言うまでもなく、小峠もチームノアの興行である「リミットブレイク」であの秋山準に対して1歩も引かずに戦いを挑んでいた。タッグリーグ直前の状態が1番良いと思ったのでこの2人を優勝の本命とした。そして対抗に征矢学&近藤修司、大穴には拳王&大和田侑の「けんおーわだ」を挙げた。

しかしふたを開けてみれば優勝は清宮&大岩。2人は決勝戦後のコメント以外に、大会半ばにも優勝予想で自分たちに“票”が集まらなかったことへの不満を口にしていた。

冷静に考えれば、あのオカダ・カズチカに対しても気後れせずにがんがん攻めていった清宮と、間近で見ると本当に大きく感じる「素晴らしいガタイ」を持った大岩が弱いわけがないのだが…(すいません言い訳です)。2024年、もっとノアの試合を見て、2人の強さについて勉強させていただきます。【千葉修宏】(ニッカンスポーツ・コム/バトルコラム「リングにかける」)

筆者もVCタッグリーグの優勝予想に参加させていただいたが、本命、対抗、大穴のどこにも清宮&大岩の名前を入れなかった(プロレスリング・ノア公式Xから)
筆者もVCタッグリーグの優勝予想に参加させていただいたが、本命、対抗、大穴のどこにも清宮&大岩の名前を入れなかった(プロレスリング・ノア公式Xから)