硬膜下血腫で緊急手術を受け欠場中の柴田勝頼(37)が13日、新日本プロレスの両国大会で、4カ月ぶりにリングに上がり、ファンにあいさつした。柴田は、4月9日の両国大会で、IWGPヘビー級王者オカダ・カズチカに挑戦。激闘の末敗れたあとに、体調不良を訴えて倒れ、都内の病院に救急搬送された。翌10日に手術を受け、病院で治療を続けていた。

 柴田は、ファンの大歓声に迎えられリングに上がると、受け身を取って、座り込み、久々のマットの感触を確かめた。鳴りやまない拍手と歓声に、言葉を詰まらせ「生きてます! 以上!」とあいさつ。会場のファンに一礼して花道を引き揚げた。「大丈夫かと聞かれると、なんと答えたらいいのか分からない。生きています。春の両国で倒れてから、まだ控室に帰る前に倒れてしまったので、今日はしっかり控室に帰ろうと思います。前を向いて、一歩一歩、時間がかかるとは思いますが、やることは最善を尽くして、全力で戦っていきたいと思います。また、しっかりとした形で会えるよう、頑張ります。以上」と、復帰へ向け前向きにリハビリを続けていくことを約束した。