女子プロレスラーのミス・モンゴル(上林愛貴=40)が14日、ツイッターでJ1浦和レッズに対し「くたばれレッズ!」と投稿して物議を呼んだ、上西小百合衆院議員(34)を「成敗する」と対戦を要求した。

 この日、東京・水道橋のプロレスショップ闘道館で行われた、大仁田厚(59)主催興行「さよならグレート・ニタ新木場大会」(27日、東京・新木場1st RING)の会見で、ミス・モンゴルは上西への怒りを爆発させた。

 「私は、種類は違いますけれど、同じスポーツ選手としてサッカー選手をリスペクトしている。某浪速のエリカ様と言われている議員さんが、すごく心ないひと言をツイートで発信し、炎上しているんですけど、国会議員の方が下品な言葉でああいった発言をされるのは、どうかと思う。世間にケンカする度胸、勇気があるなら、政界、プロレス界、芸能界に限らず、成敗していきたい」

 ミス・モンゴルは、大仁田から「ケンカするならプロレス界に売ってこいってこと?」と促されると「ブスにケンカ売ってこいというところもある。皆さんの税金でお給料をいただいている国会議員さんが、スポーツ選手をバカにしたと取られても仕方ない発言をしているけれど、容姿に救われているところがある。開き直ったブスの怖さを見せてやりたい」と批判した。

 上西議員は7月15日の浦和とドルトムントとの親善試合について「浦和酷い負けかた。親善試合は遊びなのかな」などとツイッターで批判。同17日には「収束させる気はなく近々浦和に行く」、「サッカーの応援しているだけのくせに、なんかやった気になってるのムカつく。他人に自分の人生乗っけてんじゃねえよ」とサポーターまで批判するツイートを続けた。

 さらに同20日のツイートでは、浦和の広報部から面会を辞退する旨の連絡があったと明かした上で「レッズ側は上西の炎上商法に付き合う気はないという事でしょう。ただ話をしないというのは怠慢です。私がレッズサポーターと揉めて得する事はない。会社がサポーターに追い付いていないんでしょう。百年構想が五十年で実現するかもしれないビッグクラブなのに、フロントがそれなら百年かかりますね」(コメントは原文のまま)とJリーグ百年構想に引っかけて浦和を批判。同22日には大阪事務所に和レッズファンを名乗る人間が押しかけて来たと明かし「くたばれレッズ!」と投稿していた。

 ミス・モンゴルは「(上西議員の)発言が不愉快。(来てくれるなら)向こうがやりたいルールで…見ている人がスッキリするならやります」と豪語。グレート・ニタ最後の試合となる27日の大会は、上西氏の来場が実現すれば、さらなる波乱のリングとなりそうだ。【村上幸将】