プロボクシングWBO世界スーパーフライ級王者・井上尚弥(24=大橋)が2日、横浜市の所属ジムでファンを対象としたスパーリング見学会に臨んだ。

 今回は井上尚弥、拓真後援会と大橋ジムのファンクラブ会員を合わせた計60人を招待。12月30日に7度目の防衛戦(横浜文化体育館)を控えた井上は、9月にWBO世界フェザー級王座に挑戦したばかりのフィリピン人練習パートナー、ジェネシス・カシミ・セルバニア(26=カシミ)とのスパーリングを公開した。

 スピード感あふれる動きと連打で順調な調整ぶりをみせた井上は「(ファンの)人数が多くて、いつもよりも緊張感がありました」とピリピリムードの練習内容に納得の表情。V7戦の挑戦者で同級6位ヨアン・ボワイヨ(29=フランス)のファイトスタイルも試合動画で確認済みで「特に何かを変えることはない。いつも通りのスパーリングで調子を上げていきます」と意気込んでいた。