WBA&WBC世界ダイヤモンド・ライト級王者ホルヘ・リナレス(32=帝拳)が、19日に都内のジムでジムワークを再開した。5月12日に米ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデン(MSG)で、WBO世界スーパーフェザー級王者ワシル・ロマチェンコ(30=ウクライナ)とのビッグマッチが控える。11日から1週間の千葉・成田での走り込みキャンプを終えたばかり。そのキャンプ中に試合が決まった。

 3階級制覇王者リナレスに、3階級制覇を狙ってロマチャンコが挑む。会場も格闘技の殿堂とも言えるMSG。リナレスは「タイミングもちょうどいい。誰でもできないMSGでもやりたかった。うれしい。楽しみ」と目を輝かせた。

 成田では連日25キロ走り、40キロ走った日もあったという。この朝も12キロのロードワークと、力の入り具合が違う。ロマチャンコに対して「小さくて速い。やりにくいけど、もっともっと練習して頑張る。スタミナをつけるだけ」。10日間ほどは東京で練習後は、米ラスベガスでのスパーリングに突入する。