大日本のデスマッチリーグ戦「一騎当千」が開幕し、Bブロックの竹田誠志(33)が佐久田俊行(27)を下し、白星発進した。

デスマッチ界をけん引する竹田と、いま若手で最も勢いがある佐久田の熱が交錯した。形式は蛍光灯&ガジェットボード(おろし金のような金属板を並べた板)&プラスアルファ。蛍光灯など、徐々に凶器を変えていき、佐久田が持ち込んだのは約30センチの魚串。竹田の頬に貫通させ、さらに引っ張り痛みを増す。コーナーでぐったりする竹田に、パイプイスを投げつけるなどたたみかけた。

だが、そこから目を輝かせた竹田の逆襲が始まる。佐久田をつかまえ、お返しとばかりに串で頬を貫く。さらに口元にナイフを押しつけ、刺した串を乱暴に抜いた。3カウント寸前で何度も立ち上がる佐久田を、最後はリバースUクラッシュで沈め激戦を制した。

竹田は「初戦からあんなイキのいいやつとやれて、めちゃめちゃ楽しかった。今が一番脂が乗っているよ」と佐久田を称賛。「札幌でもっとすげーことやってやろうぜ」と4月14日の決勝での再戦を求めた。