全日本プロレスは4日、所属選手で3日にバイク事故で亡くなった青木篤志さん(41)について横浜市内の事務所で会見を開いた。

秋山準社長(49)の主な一問一答は次の通り。

-連絡があったのはいつごろか

きのう広報に警察から連絡があり、(午前)12時すぎ、4、5分ぐらいでした。すぐに駆けつけました。最初は事故にあったということを聞いただけだったので、亡くなったとは思わず…。

-亡くなったことを知ったときは

僕が一番最初に(搬送先の病院に)着いたんですけど、まったく受け入れられないというか、そんな感じでした。

-青木さんは(ノアから)全日本に一緒にきた仲間

しっかりしないといけないと思って、過去のことは(頭に)いれずに、今まできたので、(会見前に)待っているときに、いろいろ…。(声震えて、目うるむ)あいつのことをみてきたのは俺だけだと思うので。

-青木さんはどんな存在だったか

あいつは僕と似ているところがあって、寡黙なところもあるし、急にしゃべり出すこともあるし、たぶんいろんなことに腹を立てていることもあっただろうし、それを含めて俺に似てるなとずっと思っていた。ピンチの時は、本当にぱっと現れて、助けてくれましたね。

-事故の状況をどう伝えきいているか

聞いてはいますけど、ご家族のご意向もありますので話せません。

-青木さんとの一番の思い出は

付き人をしてくれていたので、そりゃいろいろあります。2人で話すことも若いころは多かったですし、前の団体出るのも一緒でしたし、全日本に来るのも一緒でしたし、あいつは残ってくれたし。またベルト巻いて、もう1回盛り上げてくれると思ったんですけどね。

-所属選手にどんな言葉をかけるか。どう試合に臨むか

昨日の今日なのであれですけど、やっぱりファンのみなさんの前では元気で、明るく、(リングに)立たないといけない。そこはしっかり切り替えていかないといけないと思いますけど、しばらくは青木のことを考えて…。

-今後さらに全日本を大きくしていかないという思いか

あいつもそう思ってくれていたと思う。意志を受け継いでいきたい。