膝のけがで欠場していた天山広吉(48)が3月の長岡大会以来約3カ月ぶりに実戦復帰した。

第3試合の10人タッグ戦に出場し、内藤哲也らロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン勢と対戦。先発で内藤とマッチアップすると、猛牛使いのマタドールのようにジャケットをひるがえす挑発を受けた。さらに、得意技であるモンゴリアンチョップをくらい、つばも吐きかけられ怒り爆発。

モンゴリアンチョップ3連発を内藤に見舞い、ラリアット、ブレーンバスターとたたみかけ、意地をみせた。試合は敵のSANADAがタイガー・マスクに勝利。敗れたはしたが、久々の天山のファイトに後楽園が沸いた。

試合後「長い時間が過ぎて、やっとこの日が来た」と感無量。内藤らロスインゴ勢に対して「ツバなんか吐きやがって、このくそったれが」と怒りをぶちまけつつ、「お、天山、変わったやんけ、というぐらいガツガツ、ガンガンいきたい。これからリスタート」と威勢よく前を向いた。