ユニバーサル王者セス・ロリンズが、特別ゲストレフェリー連続襲撃の報復を受けた。23日のPPV大会ストンピング・グラウンズ(米ワシントン州タコマドーム)で挑戦者バロン・コービンとの防衛戦を控えるロリンズ。挑戦者に選択権のある特別ゲストレフェリー候補が登場すると次々とパイプいすで襲撃を重ねた。

まずレフェリー風のタンクトップを着用した登場したアライアス、KO(ケビン・オーエンズ)ショーでレフェリーとして紹介されたEC3、バックステージでもエリック・ヤングとコービンの依頼した候補を次々と襲って就任を妨害した。特別ゲストレフェリーを襲撃し続けたロリンズはメインイベントでスマックダウン・タッグ王者ダニエル・ブライアンとシングル戦に臨み、延髄斬りからのカーブストンプで倒して勝利を飾った。

このままハッピーエンドかと思いきや、試合後、コービンにパイプいすで襲われ、大きなダメージを負った。最後は相手得意のエンド・オブ・デイまで食らって大の字に。ユニバーサル王座のベルトを掲げながら倒れ込んだロリンズを見下したコービンに反撃できなかった。これで特別ゲストレフェリー決定はPPV大会までお預けになるかもしれない。またPPV大会当日には、王座挑戦権のブリーフケースを保持するブロック・レスナーのキャッシュイン(権利行使)の可能性もあるだけに予断を許さないムードが漂っている。