ボクシング4階級制覇達成の井岡一翔(30=Reason大貴)が、パパで海外進出を期した。WBO世界スーパーフライ級王座を獲得し、20日に都内で一夜明けて会見。快勝の10回TKOに「思い描いた通り。窮地の中で楽しめた」ときれいな顔を緩ませた。

昨年大みそか以来の再挑戦に「過去最高に張り詰めていたが、いろんな人が背中を押してくれた。家族が一番」と感謝した。近日中に婚姻届を出す元モデルの女性(31)は米ラスベガス合宿にも同行。8月下旬にも第1子の男児出産予定を明かし、「井岡家のボクシングは僕で終わり。一家の主として家族を守る」と誓う。

5月の挑戦者決定戦が無効試合となり、初防衛戦は流動的も海外進出の目標にブレはない。フライ級時代に対戦が期待されたWBC王者エストラダ(メキシコ)との統一戦が第一目標。「マディソンスクエアガーデンとかでやってみたい」と夢はまだ続く。