RENA(28)がリベンジに成功した。6月の米ニューヨークでのベラトール222大会で裸絞めで1回一本負けしたリンジー・ヴァンザント(26=米国)と、50・8キロ肘ありの総合ルールで戦い、3回TKO勝利した。

1回開始早々、テークダウンを取られるが冷静に処理。残り1分でマウントポジションに転じ、肘を打ち込んだ。2回は得意の立ち技で積極的に攻撃。終盤にコーナーでつかまり、締め技に持ち込まれるが何とかしのぎ、最終3回へ。寝技に持ち込もうとする相手をうまくかわし、馬乗りでパンチを連打。「打撃では私のほうが圧倒的に上」と打撃にこだわり、勝利をつかんだ。勝利が決まると、感極まって号泣した。

リベンジと、もう1つ、亡き友人への思いがあった。「リベンジマッチというのと大みそかにいい結果を出せてなかったのでつらかったんですけど、29日にがんで闘病していた友人の告別式に行ってからこの会場に来ました。たぶん見に来てくれていると思うので、絶対勝ちたいと強い気持ちで臨みました。本当にありがとうございます。見ててくれているかな」。天国の友人に勝利を報告した。