プロ野球元西武で今季限りで引退し、格闘家転向を表明していた相内誠(26)が来年2月28日のRISE横浜大会(横浜アリーナ)でデビューすることが決まった。25日、都内で行われた同大会の発表会見に登場した相内は、カメラの前でファイティングポーズを取り「野球界からやってまいりました。野球をやっていたところからいきなり来て『なめんなよ』と思われるかと思うが、それは当然だと思う。おもしろい試合をしていきたい」と決意を述べた。

身長185センチの相内は、同大会で65キロ級で挑戦することを明かした。現在はいろいろな場所で練習環境を変えながらトレーニングを続けており「得意技は膝。野球と違って体力をすぐに使ってしまうので、走ったりしている」と明かした。

プロ野球に入る前から格闘技に興味を持っていた。「高校であるあこがれの先輩がキックボクシングやっていて、楽しいスポーツだと思った。野球界ではチャンスをものにできなかったので、格闘技界では勝ちにこだわっていきたい」と話した。今後の目標については「野球界から転向してベルトを取った人を聞いた事ないので、頂点に立ってベルトを巻きたい」と力強く明かした。

相内は12年ドラフト2位で西武に指名されたが、同年12月の仮契約後に仮免許運転違反と速度超過で入団手続きは一時凍結。その後14年には未成年ながら飲酒、喫煙も発覚した。16年には1軍初登板も、その後再び18年に乗用車の自損事故、20年には自宅待機中でのゴルフなど問題を起こし、同年戦力外となっていた。