内藤哲也(38)が、シングルマッチのラブコールを受けている本間朋晃(44)を、17日に続いて必殺技デスティーノで沈めた。

勝利後も本間の首根っこをつかみ、場外へ放り投げ、鉄柵にたたきつけるなど、珍しく怒りが収まらなかった。対戦相手として視界に入ってきたかに思われたが、バックステージでは「一昨日と今日、俺に負けた本間はもう論外だな」とあっさり切り捨てた。

ターゲットは誰になるのか…。4日の東京ドーム大会で飯伏幸太に敗れ、ベルトを失った内藤は、今シリーズでの戦うテーマがなくなり、挑戦してくる相手を探していた。「今がチャンス。みなさま、俺の名前を出した方がいい」と名乗り出る選手を求めていた。1番手の本間が消え、内藤の視線は18日に“立候補”したO・カーンに向けられた。「彼がどうやって俺とのシングルマッチにこぎつけるのか楽しみだね」と審査段階に入った。それでも結果が伴わなければ、自ら動きだすことをほのめかし「時間はあまりない。焦った方がいい」と忠告した。

一方のO・カーンは、観客が少ない理由に、2冠ベルトを失った内藤に魅力がないことを挙げ「切腹もんだ。首と面を洗って出てこい」と挑発した。O・カーンが内藤のターゲットとなるのか、それとも新たな候補が名乗り出てくるのか。あるいは内藤が自分で見つけにいくのか。今後の言動に注目だ。