3月28日、東京・日本武道館でK-1年間最大の祭典ケイズフェスタ4大会Day2(日刊スポーツ新聞社後援)に出場するクルーザー級のANIMAL☆KOJI(29)が「野獣対決」を制し、一気に王座挑戦のチャンスをつかむ意気込みを示した。

昨年11月のK-1福岡大会で、同級トップ級のRUI(29)にKO勝利し、対戦要求していた愛鷹亮(31)とのカードが年間最大の祭典で決定した。15日、愛知県内で公開練習に臨んだANIMALは「前回の公開練習をやった時にユーチューブのコメント欄に『愛鷹に似ている』と書かれていた。同じ階級に同じキャラは2人もいらない。野獣は1人で十分」とトップ級ファイターに連勝する意気込みを示した。

5日のカード発表会見では、ANIMALが玩具のバナナを愛鷹に渡し「俺は本物の野獣でお前はニセモノ。おもちゃのバナナでも食っとけ」とも挑発した。その後もSNSを通じて挑発が続いていた。大人の対応で受け流す愛鷹に対し「舌戦は100対0で俺の勝ち。K-1の判定だったら、30-26くらいで俺の圧勝、ほぼほぼKO勝ちですよ。こっちが攻めて攻めて、相手が『いやいや…』みたいな返しだったので、最後まで攻めきった俺の圧勝です」と一方的に“前哨戦”を制した気分に浸った。

RUIに続いて愛鷹も倒すことになれば、一気にクルーザー級王座挑戦のチャンスも現実味を帯びてくる。同級王者K-Jeeが九州出身のため「僕も地元が福岡。K-1で初めて福岡で試合させてもらったので、福岡でK-Jee選手とタイトルマッチがやりたいですね。そのためにもヤツ(愛鷹)を倒さないと道は開けない。次は重要な試合ですよ。でも普通に勝てると思います」と自信たっぷりだった。