ダニエル・ブライアン(39)が21日(日本時間22日)のPPV大会ファストレーンでのWWEユニバーサル王座挑戦権を手にした。同王者ローマン・レインズのいとこ、ジェイ・ウーソとの王座挑戦権の懸かった金網形式のシングル戦を制した。

大会オープニングに登場したブライアンは「エッジがレッスルマニア(WM)サインを指さした時、俺は失敗したと感じた。自分を後回しにして大志がなかったが、俺はこのビジネスを愛しているし、WMのメイン戦で戦いたいという自分の気持ちに気づいたんだ」と胸にあるレスラーとしての本能を吐露した。

さらに「今日、ジェイとの金網戦に勝ってレインズに挑む。それがWMへの唯一の道で最後の好機なんだ」と訴えた。ジェイ・ウーソとスポークスマンのポール・ヘイマンとともに姿をみせた王者から「お前はかませ犬でこのビジネスが必要なだけだ」と挑発を受けたブライアンだが、常に頭はクールだった。レインズから「負ければ一族の恥だ」とプレッシャーをかけられ、熱くなったジェイ・ウーソに対し、ミサイル・ドロップキックやアームブリーカーで応戦。ロープ上の攻防ではブライアンがイエスキックを連打した。

スーパーキックからのフロッグスプラッシュを浴びながらも、最後はスーパープレックスからのイエスロックで絞めあけ、ジェイ・ウーソから確実にギブアップを奪った。レインズの目の前で王座挑戦権を獲得したブライアンは金網をのぼり、指を突き上げながら「イエス!」を連呼していた。