21日(日本時間22日)のPPV大会ファストレーンでWWE女子タッグ王座に挑むビアンカ・ブレアが「前哨戦」に快勝した。レッスルマニア37大会(4月10、11日・米タンパ)で挑戦するスマックダウン女子王者サーシャ・バンクスと異色のタッグを結成し、WWE女子タッグ王者シェイナ・ベイズラー、ナイア・ジャックス組に挑戦するブレアは第4試合でベイズラーとシングル激突。必殺技のキス・オブ・デス(KOD)で沈めた。

1月の女子ロイヤルランブル戦を初制覇したブレアの勢いは止まらない。バンクスと、ソムリエのレジナルドをセコンドにつけ、ベイズラー(セコンドにジャックス)と対戦。先に腕関節への攻撃からランニング・ニーを食らったブレアだが、持ち前のパワーでショルダータックルやジャーマンスープレックスで攻め込んだ。場外でブレアが邪魔になったレジナルドを突き飛ばすとジャックスに直撃。イラついたジャックスにレジナルドが襲われ、今度はバンクスに激突し、セコンド陣も混乱した。

その隙にベイズラーに背後からキリフダ・クラッチを狙われたブレアは、ベイズラーを持ち上げ、そのまま必殺のKODでベイズラーをマットにたたきつけて3カウントを奪った。前哨戦に勝利したブレアは「出ていけ」とレジナルドに注意すると、バンクスも「邪魔をするなって言っただろ」と強烈なビンタを放って怒り心頭。PPV大会での女子タッグ王座挑戦時も、レジナルドの存在が勝敗を左右しそうなムードが漂っていた。