前K-1ライト級王者林健太(26)が29日、再起を改めて誓った。横浜武道館で30日開催の日刊スポーツ新聞社後援「K-1 WORLD GP 2021」で、ヴィトー・トファネリ(35=ブラジル)とスーパー・ライト級スーパーファイトを行う。64・9キロで計量をパスし、仕上がりの良さをアピールした。

林はスーパー・ライト級転向後、初の試合となる。昨年12月の両国大会で挑戦者ゴンナパー・ウィラサクレック(タイ)に敗れて王座陥落。今回が再起戦でもある。相手のトファネリは過去の敗戦は判定しかないタフガイ。林は「1年半近く勝てていないので、しっかり練習した。KOされたことのないトファネリ選手を1発でKOして、アピールしたい」と会見で意欲を見せた。

スーパー・ライト級での自分について、林は「栄養を取りながら減量できたので万全の状態。キレキレのパンチでTKOもあると思う」と相手を挑発した。トファネリが「明日は蹴りとパンチの戦いになる。空手のキックで良い勝ち方をする」と言えば、「回し蹴りを気合で耐えれば、パンチの距離になるのでKOできる」と自信たっぷりだった。