ボクシングWBAスーパー、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(28=大橋)が19日(日本時間20日)に米ラスベガスで臨む防衛戦(WBA5度目、IBF3度目)に備えた国内トレを打ち上げた。

8日、横浜市内の所属ジムでラスト調整。元WBOアジア・パシフィック、日本スーパーライト級王者のいとこ、井上浩樹氏(29)とマスボクシング(軽めのスパーリング)を世界戦と同じ12回を消化し「最高のコンディションを作れました」と所属ジムを通じてコメント。太田トレーナーの持つドラムミット打ちにも臨み、9日の渡米前最後の調整を終えた。

挑戦者のIBF同級1位マイケル・ダスマリナス(28=フィリピン)と同じ長身サウスポーの浩樹氏は現地での練習パートナーとして一緒に渡米する。ダスマリナス対策の最後のキーマンとなる浩樹氏は所属ジムを通じ「これまで最高の出来、というか毎回更新しています」と舌を巻くほどの、仕上がり具合を明かしていた。