19日(日本時間20日)に米ラスベガスで世界戦を控えるボクシングWBAスーパー、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(28=大橋)が17日(同18日)、同地のヴァージン・ホテルズで5階級制覇王者で現WBC世界同級王者のノニト・ドネア(38=フィリピン)と約1年7カ月ぶりの再会を果たした。

防衛戦(WBA5度目、IBF3度目)の挑戦者となるIBF同級1位マイケル・ダスマリナス(28=フィリピン)との試合前会見終了後、ホテル内でインタビュー撮影に応じようとしたドネアと顔を合わせた。

井上-ダスマリナス戦視察のため、ラスベガス入りしていたドネアと顔を合わせた井上は笑顔でグータッチ。並んで記念撮影に応じた。「頑張って」と日本語で激励してきたドネアがWBCベルトを持つと、井上は「ベルトの取り合い」と言いながら笑顔で奪い取ろうとするポーズ。するとドネアもベルトを隠すポーズで応じた。

19年11月、階級最強を決めるトーナメント、ワールド・ボクシング・スーパーシリーズのバンタム級決勝以来となる再戦を報道陣から問われたドネアは「リマッチ? イエス!」と前向きな姿勢を示していた。