ボクシング元東洋太平洋ライト級王者中谷正義(32=帝拳)が米ラスベガスでの注目ファイトに向け、メディカルチェックを受けた。26日(日本時間27日)に同地で元世界3団体統一同級王者ワシル・ロマチェンコ(33=ウクライナ)との同級12回戦を控えた中谷は渡米3日目の21日(同22日)、PCR検査と検診を受けた。同じ興行でプロデビューする18年全日本選手権バンタム級覇者村田昴(24=帝拳)とともに受診し、異常はなかった。

その後、米プロモート大手トップランク社の専用ジムで汗を流し、順調なコンディション調整した中谷は「時差ボケもだいぶ回復し今日もいい1日を過ごせました。体の疲れも抜け、試合のイメージもポジティブに考えられるようになり良い状態だと思います。アメリカでの試合は日本と勝手が変わり、健康診断や試合の宣伝で使う写真とかを撮るなど、試合前にいろいろする事が多いので、明日からも気を抜かないようしっかり過ごしていきたいと思います」と所属ジムを通じてコメントした。

またケヴィン・モンロイ(米国)とのスーパーバンタム級4回戦で、異例となる「聖地」プロデビューを控える村田は「今日は午前中からメディカルチェックとPCR検査をしました。両方とも異常なく、ひと安心です。暑さにも少しは慣れてきたような気もしますが暑いです。ジムワークでもミットでしっかり試合のイメージも出来ていて良い感じだと思うし、体重も順調なので引き続き体調に気を付けて頑張っていきます」と意気込みを示した。