バンタム級トーナメント1回戦で瀧澤謙太(26=フリー)が、今成正和(45=今成柔術)に3-0の判定勝ちで2回戦に進出した。

相手の足を取るために追う今成と、リングをグルグルと逃げ回りながら攻撃チャンスを狙う瀧澤。15分間、同じようなシーンが続いた。途中、レフェリーから積極性に欠けるとして、2度注意を受けた。

首を振り、上半身を揺らしながら、左手を真横に伸ばした独特のフォームで迫ってくる今成に、滝澤はほとんど近づけなかった。それでも1、2回終盤に効果的なパンチを浴びせ、コーナーに追い込んだ。残り時間がなく仕留められなかったが、わずかなチャンスでポイントを稼いだ。試合後はマイクでファンに“謝罪”。「すみません。今成選手に勝つ方法がこれ以外見当たらなくて、2回戦、またちゃんとした戦いをするので、よろしくお願いします」と笑顔はなく、複雑な表情を見せながら、リングを後にした。

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