元K-1スーパーバンタム級王者武居由樹(25=大橋)が9月9日、東京・後楽園ホールでボクシング転向2戦目に臨む。

9月9日、東京・後楽園ホールで開催されるフェニックスバトル80大会(日刊スポーツ新聞社後援)で、竹田梓(24=高崎)との54・5キロ契約6回戦を控え、24日に横浜市内の所属先でジムワークを消化した。大橋秀行会長(56)の期待を受け、転向2戦目でメインイベンターに抜てきされた武居は「メインを任された以上、2戦目ですが、メインらしい試合をしっかりやりたい。良い意味で期待してもらっていますので、しっかり応えたいです。気合も入りますね」と口調を強めた。

3月のボクシングデビュー戦は1回TKO勝利を収めた。2月には新旧世界王者らが集ったエキシビション形式イベント「LEGEND」にも参加したが、いずれも調整途中の故障もあってスパーリング数は多くなかったという。竹田との2戦目に備え、週2~3回ペースでのスパーリングを消化しており「K-1時代も含め、今までで一番の実戦の量になりました。2戦目で『100%の武居由樹』を見せられると思います」と声をはずませた。

対戦相手となる5勝(5KO)無敗の竹田について「左も右もパンチが強い印象。成績もすごいし、気を引き締め、集中しています」と警戒しつつ「3回以内にKOしたい希望はあります。自分も(K-1ルールの)3回に慣れていますし、K-1ファンも見に来てくれると思うので」と自信ものぞかせた。

9月には日本人のボクシング世界戦3試合をはじめ、古巣K-1やRIZINなど格闘技イベントが数多く控えている。武居は「自分も目立ちたいですし、埋もれたくない。普通にやれば、他のすごい選手たちに負けない試合はできる自信はあるし、良いものを見せる自信もあります」と対抗心を燃やしていた。