元2階級制覇王者の亀田和毅(30)が12月4日(日本時間5日)にメキシコで、WBA世界スーパーバンタム級王座の次期挑戦者決定戦に臨むことが16日、発表された。和毅は日本では兄の元世界3階級制覇王者の興毅が会長の3150ファイトクラブだが、海外での活動はTMKプロモーション所属となる。

試合は同級10位ヨンフレス・バレホ(35=ベネズエラ)との12回戦。勝者が同級王座への挑戦権を得る。現在の同級スーパー王者はムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)、正規王者はブランドン・フィゲロフ(米国)。戦績は和毅が37勝(20KO)3敗、バレホは24勝(12KO)1分け4敗。

和毅はコロナ禍で8月から米ラスベガスに移り、メイウェザージムで練習を行っている。今回のオファーに関し「コロナ禍に振り回されましたが、ようやくチャンスが巡ってきました。勝てばスーパー王者への挑戦になると思いますので、必ず勝って次につなげたいです」とコメントした。

柔道で五輪2連覇の大野将平、大相撲で横綱に昇進した照ノ富士とは同世代で親交が深い。「2人とはすごい仲がよくて、あとは自分だけなんで。自分が世界チャンピオンになって少しでも2人に肩を並べられるよう頑張りたいです」と意気込んだ。