日本ウエルター級王者小原佳太(35=三迫)が2度目の防衛に成功した。

同級3位玉山将也(28=帝拳)の挑戦を受け、5回2分44秒、TKO勝利を収めた。1回に右ストレートでダウンを奪うと、4回に再びキレ味鋭い右ストレートで左目上カットに追い込んだ。5回に攻め続けると玉山の出血がひどくなり、ドクターチェックによる試合ストップでTKO勝ちとなった。

「玉山選手はガードが堅く、体も強い。狙っていなくても倒せるパンチがあると分かった」を振り返った小原は「生意気なことを言います。13年に日本スーパーライト級王座を獲得し、7年が経ちました。早く日本王者を卒業して、世界ランカーとやりたい。年始は少し休んで、世界ランカーと対戦する目標を立てていきたい」とキッパリ。現在WBOとIBFランクで9位に入っている小原は世界ランカー対決を制し、16年以来となる世界王座挑戦の切符を目指す考えを口にしていた。