ボクシングWBAスーパー、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(28=大橋)が、対抗王者となるWBO世界同級王者ジョンリール・カシメロ(32=フィリピン)への興味を失った心境を口にした。26日、都内のWOWOWで「エキサイトマッチ~世界プロボクシング2021総集編(27日午後10時よりWOWOWライブで放送)」の収録にゲスト参加。今月11日の5度目防衛戦を試合直前にキャンセルしながらも、WBOから条件付きで王座保持の裁定を受けたカシメロに関して言及した。

井上は「カシメロに関しては、もういいんじゃないですか。話すことは何もないです」と前置きした上で「カシメロ自体には興味がないです。4団体に必要なのはWBOのベルトなので」と心境を明かした。さらに「真相はわからないですし(試合ドタキャンでも王座保持の)前例ができてこういうことが増えるのかな」と不安がった。

井上はWBOの決議が出た当日、自身のツイッターで反応し「こんな事があっていいのか???何が理由であれ決められた計量当日に秤に乗れなければアウトだと思うのだが。。一気にコイツへの興味がなくなった。減量苦で胃腸炎て…ダセェ奴だ」とあきれている気持ちを明かしていた。