ボクシング日本ミニマム級1位石沢開(25=M.T)が自身初タイトル奪取を狙う。11日、東京・後楽園ホールで開催されるフェニックスバトル83大会(日刊スポーツ新聞社後援)で3位森且貴(21=大橋)と同級王座決定戦で拳を交える。

10日には東京・文京区の日本ボクシングコミッションで前日計量に臨み、リミット(47・6キロ)よりも200グラム少ない47・4キロでパスした森に対し、石沢はリミットでクリアした。

プロでは元日本同級ユース王座を獲得。アマチュア戦績が28勝14敗と豊富ながらも武相高、日体大と通じて最高成績は8強止まり。石沢は「高校、大学と日本一になっていない。世界を目指す上での通過点ですが、意味のある大きな試合だと思っている。ここを取らないと話にならない」とタイトル奪取に燃えた。

プロ戦績9勝中8KOというミニマム級では突出したKO率の高さを誇る石沢は「僕の特徴は回転力を生かしたパワフルさ。ミニマム級は倒せないと思われているかもしれないが『俺は違う』というとことをみせて勝ちたい」と自信に満ちあふれていた。