ボクシングの21年度年間表彰選手が29日発表され、WBO世界スーパーフライ級王者井岡一翔(32=志成)が3年連続3度目の技能賞を獲得した。

9月に指名試合となったフランシスコ・ロドリゲスJr.(メキシコ)に12回判定勝ちし、3度目の防衛に成功。新型コロナウイルス変異株「オミクロン株」の水際対策による影響で、当初発表されたIBF世界同級王者ジェルウィン・アンカハス(フィリピン)との王座統一戦は中止されたものの、急きょ組まれた福永亮次(角海老宝石)との4度目防衛戦も判定勝ち。10度目の大みそか決戦を勝利で飾っていた。

所属ジムを通じ、井岡は「まず初めに、このような難しい時期に試合が出来た事を、関係者の皆様、スポンサーの方々、応援してくださるファンの方々に深く感謝申し上げます。技能賞として評価して頂きまして、大変うれしく思っております。ありがとうございます。今年もこの賞に恥じぬよう、さらなる高みを目指して精進して参りますので、応援よろしくお願い致します」とコメントした。