ボクシングWBC世界ヘビー級王者タイソン・フューリー(33=英国)が、UFCヘビー級王者フランシス・ガヌー(35=カメルーン)と来春、ボクシングルールで対戦する意欲を示した。

21日に米専門メディア「ボクシング・シーン」が報じたもので、フューリーはガヌーとのヘビー級マッチに向けて「来年の2月か3月、ラスベガスでフランシス・ガヌーと戦うつもりです」と具体的にコメントしたと伝えた。

昨年10月、米ラスベガスで開催された前WBC世界同級王者デオンテイ・ワイルダー(米国)との3度目対決を制したフューリーはWBCからの指令を受け、4月23日に英ロンドンのウェンブリースタジアムでWBC同級暫定王者ディリアン・ホワイト(33=英国)との王座統一戦に臨む見通しとなっている。

フューリーは「今年(のガヌー戦)ではない。しかし、来年はいくつかの興味深い戦いをすることができる。非常に大きな戦いになるだろう。私はそれが米国のすべてのPPV記録を破ると信じている。2人のヘビー級の王者が対戦するのだから」と強く意欲を示しているという。

なおUFC同級王者ガヌーは今年1月UFC270大会で同級暫定王者シリル・ガーヌ(フランス)との王座統一戦で判定勝ち。総合格闘技界の最重量級ナンバーワンであることを証明していた。