ブラジリアン柔術の聖地静岡で、地元ボンサイ柔術の実力を見せつけた。メインイベントでクレベル・コイケ(32)が、沼津市出身の佐々木憂流迦(うるか、32=セラ・ロンゴ・ファイトチーム)との地元対決を2回リアネイキッドチョークによる一本勝ちで制した。

1回は得意とするグラウンドの攻防に持ち込めない苦しい展開。佐々木の右フックを受けて背中から崩れ落ちる。白目になったり、肩で息をしたりする場面もあった。だが2回に入り、形勢逆転。バックを取って寝技に持ち込むと、逃げる佐々木から2度目のリアネイキッドチョークでタップアウトを奪った。

【RIZIN】TRIGGER 2nd/詳細ライブ速報

RIZIN側との契約問題などもあり、朝倉未来を締め落とした昨年6月の東京ドーム大会以来8カ月ぶりの参戦で、予告通りの一本勝ち。「今日はめっちゃうれしい。自分の出身地で勝てた。ウルカも強くなっているが、私がフェザー級ナンバーワンということを忘れないで欲しい。すぐにタイトルマッチをお願いします」と榊原CEOに要求。最後は詰めかけた応援団の前で「ボペガーー!」と絶叫して大会を締めくくった。